パキスタン フェスティバル 20262026.08.31

上野恩賜公園に現れた、日本とパキスタンの国旗が並ぶ大きなゲート。
その向こうへ足を踏み入れると、いつもの上野公園とは少し違った景色が広がっていました。

鮮やかな青色に彩られた会場の両側には、ずらりと並ぶテント。パキスタン料理の店から漂ってくるスパイスの香りに誘われながら歩いていくと、色とりどりの民族衣装や靴、細かな模様が描かれた絨毯や装飾品など、パキスタンらしい品々が次々と目に入ってきます。ヘナを体験できるブースなどもあり、「見る」だけでなく、文化を身近に体験できる空間になっていました。

もちろん、会場の主役のひとつは“食”。料理を求めて店先に集まる人たち、テーブルを囲んで楽しそうに食事をする人たち。会場には日本人だけでなく、さまざまな背景を持つ人々の姿があり、あちらこちらから会話や笑い声が聞こえてきます。

会場全体に肩肘張らない、親しみやすい雰囲気が流れていました。
ステージでは、パキスタンの伝統音楽「カウワーリー」をはじめ、ラバーブやタブラの演奏などもプログラムされ、食だけではないパキスタン文化の魅力が紹介されました。カウワーリーはスーフィー文化に根ざした音楽として知られ、今回のフェスティバルでは昼夜に公演が組まれています。

異文化交流というと、少し難しいものに聞こえるかもしれません。しかし、初めて見る衣装に目を留めたり、知らなかった料理を味わったり、音楽に耳を傾けたりすることも、その国を知る小さな入口です。

東京・上野にいながら、ほんのひとときパキスタンを旅したような時間。
「パキスタン ジャパン フレンドシップ フェスティバル 2026」は、文化の違いを学ぶというよりも、まずは楽しみ、その先に自然と相手の国への興味が生まれていく――そんな国際交流のかたちを感じさせてくれるイベントでした。

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