井の頭恩賜公園・文化交流広場で開催された「ウクライナの夏祭り クパーラ祭 2026」に参加しました。会場では伝統舞踊や民族歌謡、花輪づくり、ウクライナ料理・ドリンクの販売などが行われました。
クパーラ祭とは、ウクライナで夏至の時期に行われる伝統行事です。自然信仰に根ざしたお祭りで、火や水、花、歌、輪舞などを通して、夏の訪れや自然の恵みを祝うものとされています。今回のイベントでも、花かんむり作りや輪舞「ホロヴォード」、民族歌謡の合唱など、クパーラ祭にまつわる文化を体験できるプログラムが用意されていました。
大きな木の下で、白い衣装をまとったダンサーたちが音楽に合わせて舞う姿は、とても美しく、力強さとやさしさが同時に感じられました。激しく見せる踊りというより、手の動きや歩幅、視線の向け方に独特の品があり、森の空気と一体になっていくような舞台でした。
またウクライナの飲み物「クワス」もいただきました。クワスは、ライ麦や麦芽などを使ってつくられる東欧の伝統的な発酵飲料です。一般的には、ほのかな酸味と甘み、麦の香ばしさがあり、炭酸の爽やかさも感じられる飲み物です。ビールともコーラとも違う、少し懐かしいようで初めての味。暑い季節に親しまれてきた理由がわかる、やさしい清涼感がありました。
テントに並んでいたビーズアクセサリーや刺繍小物も、とても繊細で華やかでした。幾何学的な模様や花を思わせる色使いには、ウクライナの手仕事の豊かさが表れていました。小さなブレスレットやネックレスの中にも、受け継がれてきた文化の記憶が込められているように感じました。
井の頭公園の緑の中で出会ったウクライナの夏。その美しさと温かさを、これからも多くの人に知ってもらいたいと思える一日でした。








