広島女学院中学高等学校ゲーンスホールにて、広島女学院同窓会主催による「2025 平和への祈り」が開かれました。合唱とパイプオルガン、被爆ヴァイオリンの調べ、そして被爆証言継承への真摯な講話が重なり合う、祈りのひとときでした。
まずはクワイヤアイリスによる合唱「ヒロシマの河」が響き渡り、祈りを届けてくれました。そして被爆ヴァイオリンを用いた演奏が続きます。1926年〜1943年に広島女学校(現・広島女学院)の音楽教師であったセルゲイ・パルチコフ先生が所有していたヴァイオリンは、原爆投下時にも共に被爆を経験しており、今なおその歴史と響きを伝え続けています。最後に、被爆証言伝承講話「ヒロシマを伝える」。実際に被爆を体験された方のお話を受け継ぎ、その場に集まった一人ひとりが胸にその重みを刻む時間でした。
記憶を未来へとつなぐ、時代を超えた「平和への祈り」。静かに、しかし確かにその祈りは心に残り、次世代にも引き継いでいく必要があると強く感じました。





