ベネズエラ映画界最大の祭典「ソト賞（Premios Soto）」の授賞式に参加してきました。「ソト賞」は、ベネズエラ映画アカデミー（Academia Venezolana de Cine）が主催する、国内最高峰の映画賞です。作品賞、監督賞、脚本賞など、各部門で2025年を代表する作品が表彰されました。

ノミネート作品はいずれも、社会問題や家族の絆、日常の中の希望といったテーマを繊細に描き出しており、スクリーンを通してベネズエラの“今”が感じられる内容でした。授賞式では、若手監督たちの情熱的なスピーチや、観客の温かな拍手が印象的でした。映画という文化を通して、自国の物語を語り続けようとするクリエイターたちの姿勢に、強いエネルギーを感じました。今回の授賞式を通して、ベネズエラ映画の豊かさと可能性を改めて実感しました。