東京・西麻布にある、La Tropi Azabuを訪れ、サルサ、メレンゲ、バチャータといったカリブ海を中心としたラテンアメリカのダンスを体験してきました。
店内に一歩足を踏み入れると、そこはまるで異国。陽気なリズムに包まれ、心も自然と弾みます。カリブ海沿岸の国々で生まれたダンスは、音楽とともに人々の暮らしの中に息づいてきたもの。踊ることで、その土地の空気や歴史に触れるような感覚を味わうことができました。
まず挑戦したのはサルサ。キューバを起源とし、世界中で愛されるこのダンスは、軽快なステップとパートナーとの掛け合いが特徴です。参加者同士の温かい雰囲気に助けられ、次第に音楽に身を委ねる楽しさを感じられるようになりました。続いて体験したメレンゲは、ドミニカ共和国発祥のダンス。左右にリズムよく体を揺らしながら踊るスタイルで、シンプルながらもとても楽しく、自然と笑顔がこぼれます。そして最後に踊ったのはバチャータ。こちらもドミニカ共和国を起源とするダンスで、ゆったりとしたテンポとロマンチックな雰囲気が魅力です。ステップだけでなく、相手との呼吸や感情のやりとりも大切にするダンスで、身体よりも心で踊る感覚を教えてくれました。
ラテンダンスは、単なる運動や娯楽にとどまらず、異文化との出会いや自己表現の手段でもあります。今回の体験を通して、身体を通じて世界とつながることの素晴らしさを実感しました。今後もこうした活動を通じて、多様な文化に触れながら、自分自身の感性や表現の幅を広げていけたらと思います。