お正月の過ごし方は国や地域によってさまざまですが
お正月の食べ物もまたそれぞれです。
今回はあえて日本の料理をご紹介します。
「煮物」の中でも
お正月のような人が集まるときにふるまう煮物のことを
「煮しめ」といい、
おせち料理のメニューにも含まれていたりします。
「煮しめ」は
煮汁が残らないくらいじっくり煮る
「煮しめる」という調理方法にちなんだ名前です。
「煮しめ」の別名や具材は地域や季節によりますが
お正月や祝い事ですと縁起かつぎになる具材を入れるのは共通です。
具材の一例
【れんこん】
将来の見通しがよくなるように。(穴が開いているから)
【ごぼう】
家族や家業の繁栄(しっかりと地に根を張る野菜だから)
現代ではコンビニのおかげで
保存がきく料理を作っておく必要はないですし、
自分で作らなくてもスーパーや通販などで「煮しめ」を購入できます。
その一方で、第一次産業が主流だった時代は
一家族だけでなく親戚一同が集まって
学校給食さながら親族分の煮しめを作っていたのかもしれませんね。