culture × culture ベトナム編2015.11.19

今回のculture × culture はベトナムからです。
ベトナムの市場での「値切り」文化について、ご紹介します。
ベトナムには、おかーちゃんたちならではの値切りの終了ポイントがあります。
これが、どこで値段交渉がわったんだか、値切れたのか否か、イマイチわかりずらい。
ある朝、義理母の運転で娘と私と3人でバイクに乗ってでお出かけ。(娘は義理母の前、つまりバイク運転者の前に乗ります。バイクの3人乗り。)
そこに、パイナップルを引いて歩いてる行商おばちゃんを見かけました・・・
パイナップル2 (640x480)
※この写真は野菜ですが…こんな感じでパイナップルが売られていました。
パイナップル好きの孫のため、義理母は器用にバイクを自転車に横付け。
引いている屋台には、まだそのままの状態の、手のひらサイズのミニパイナップルと、
綺麗に皮を剥かれ、すぐに食べられる状態にあるものとが売られていました。
パイナップル (640x480)
母は、すぐに食べられるパイナップルをチョイス。
そして、始まりました・・・値段交渉。
行商さん「5個でVND25000です」
義理母「高いわ。VND20000にしてちょうだい」 → とりあえず、どこでもまず一声は「高い」
行商さん「できません、あっちの人もこの値段で一山買いましたよ!」 → と、向こう側にいる客を指す。でも、パイナップル一山って・・・お腹を壊しそうだけど。
義理母「この前はVND15000で買ったわよ」 → きっと買っていないにも関わらず、値段交渉に必要な一言。
行商さん「今日は仕入値が高いの」 → 義理母を見てしかめっつらで答える
義理母「VND20000でいいわよ」 → 行商さんおかまいなしの回答
行商さん「できません。こんなに良いものですから」 → 下を見て、袋にパイナップルを詰め始める
義理母「VND20000よ」 → またもや、行商さんおかまいなしの回答
そして、義理母は、お金VND50000を渡し・・・
すると・・・戻ってきましたVND30000が!
ってことは、VND20000に成功していたんです!
私にはわからない、このやりとり!!
きっと、「袋にパイナップルを詰め始める」ところが勝負の分かれ目でしたね。
義理母も母で、値切った挙句VND50000を出すなんて・・・
そこに素直な行商さん、きちんとVND30000をお返しして。
だって、VND250000をお釣りにしちゃえば、正規の価格で商売できただろうに。
でも、そこがいいですね。ベトナムの人情です。

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