アフリカ大陸の南東部に位置するマラウイ共和国。ザンビア、タンザニア、モザンビークに囲まれた内陸国でありながら、国土の東側には雄大なマラウイ湖が広がり、まるで海辺の国を訪れたような開放感があります。公用語は英語とチェワ語。首都はリロングウェです。
マラウイは「The Warm Heart of Africa」と呼ばれることがあります。直訳すれば、「アフリカの温かい心」。それは美しい自然だけでなく、人々の穏やかさや、訪れる人を迎え入れるあたたかさを表した言葉でもあります。
またマラウイの魅力を語るうえで欠かせないのが、国の南部にそびえるムランジェ山です。ムランジェ山の中にある最高峰のサピトワピークは標高3,002メートル。切り立った岩肌、深い渓谷、滝、森林が重なり合う風景は、静かな迫力に満ちています。ムランジェ山は自然の名所であると同時に、地域の人々にとっては精霊や祖先と結びついた神聖な場所でもあり、2025年には「ムランジェ山文化的景観」としてユネスコ世界遺産にも登録されました。
そしてマラウイのもうひとつの表情を見せてくれるのが、マラウイ湖の南端にあるケープマクレアです。透明度の高い湖水、砂浜、小さなボート、ゆっくりと沈む夕日。湖でありながら、そこには南国のビーチリゾートのような穏やかな時間が流れています。ケープマクレア周辺はレイク・マラウイ国立公園の一部であり、世界で最初の淡水湖国立公園としても知られています。湖には多くの固有種の魚が生息し、その生物多様性は世界的にも高く評価されています。
マラウイは、派手な観光地というよりも、訪れる人の心に静かに残っていく国なのかもしれません。自然と人、湖と山、暮らしと文化がゆるやかにつながる場所。いつかその風を感じに、マラウイを旅してみたくなりますね。







