南太平洋に浮かぶバヌアツ共和国。約80の島々が南北に連なり、その総面積は新潟県と同じくらいです。オーストラリアのケアンズから約1,800km東に位置します。今なお信号が無く、明確な住所も無いのどかな暮らしが残っているため”旅人が旅をやめる国”もしくは”世界一幸せな国”とも呼ばれています。
かつてはイギリスとフランスが共同統治をしていましたが、1980年に独立。「バヌアツ」とは「我々の土地」という意味で、先祖代々の大地への誇りが込められています。環太平洋火山帯に属し、今も9つの火山が活動中。中でもタナ島のヤスール火山は、噴煙と赤く燃える火口を間近で見られる貴重な観光スポットとして有名です。
また世界屈指の透明度を誇る海も多くのダイバーの憧れの場所となっているだけでなく、村々では今も儀式や踊り、精霊信仰に根ざす暮らしをしています。便利さよりも、人と自然のつながりを大切にするバヌアツ。1度は訪れてみたいものですね。