トルコにあるエフェソス（エフェソ）は、現在も遺跡が良好な状態で保存されている古代都市です。2015年にはユネスコ世界遺産に登録されました。エフェソスでは、ヘレニズム時代・ローマ帝国時代・初期キリスト教時代の貴重な遺跡を数多く見ることができます。

左上にハート、中央に足形、右下に女性の顔が彫られていて、足先の向いている方向に「娼館」があることを示している石碑。諸説ありますが、こちらは世界最古の広告とも言われています。勝利の女神である”ニケ”のレリーフは、スポーツブランドである「ナイキ（NIKE）」の名前の由来にもなっています。一際目立つのは、ケルスス図書館。12,000冊の蔵書があったとされますが、262年の地震と火災で建物の大部分が崩壊し、蔵書の大半が消失してしまいました。もし蔵書が残っていたら、もっと歴史を深く知ることが出来たのに残念です。